糖は硫酸によってフルフラールとその誘導体に加水分解される。この誘導体がフェノールと反応すると橙黄色(吸収極大480-490 nm)を呈する。この性質を利用して全糖を定量できる。
*2.の5%フェノールは冷蔵保存で1年以上利用可能[1]
写真とグラフで示す
図 異なる濃度の糖の定量
左の試験からサンプル元濃度0、0.5、1.0、1.5、2.0 mMのグルコースを硫酸とフェノールに反応させて呈色した。糖の濃度が上昇するに従い、反応液もより濃い色に変化したことが目視で確認できた。
これら反応液の吸光度[490nm]を測定したら、検量線を作成できる。
初回編集2021年3月29日